秋の旅

初秋の長野へ小さな旅です。

まずは軽井沢。

少しずつ色づき始めた木々や、たくさんの秋の実、

落ち葉の香りの混ざった空気に包まれながら

シジュウカラのさえずる小径を歩きました。

別荘地を進み、それぞれの建物の辿ってきた時間や

そこに集ったであろう人々の様子を想像すると

人気の少ない秋の避暑地は、とてもノスタルジックな

世界に見えます。

 

そして、軽井沢といえば万平ホテル。

クラシックなアップルパイとレモンパイを頂くと

ここでもまた、時の流れを感じました。

 

帰り道、

稲を刈り終わった田のふちで、藁を焼いているのでしょうか

ところどころから煙がもんやりと上がり、

たき火の匂いが流れていました。

日の暮れが早くなったなぁ、とちょっと寂しい気持ちになりながらも

日本の、懐かしく優しい景色を見た気がしました。