そうだ、京都

秋の京都へ行ってきました。

今年は急に寒くなったので、紅葉の見頃が1週間ほど早かったそうです。

地面にはカサカサとたくさんの落ち葉が積もっていましたが、

燃えるような赤、のもみじもまだありました。

東京ではこんなに鮮やかな色に染まるもみじは

あまり見かけないように思います。

 

京都の空は、低く、雲がすぐ近くにあるようにいつも感じます。

高い建物がないせいでしょうか。

しだれ桜はただの焦げ茶色の枝だけかと思いきや

来年の春に咲くつぼみをもうたくさんつけていました。

いちょう

先週末の外苑のいちょう並木はこんな感じでした。

黄色の葉がふっさふさの幹と、まだ緑のふっさふさの幹が

両方あって楽しめます。

日当りの関係で列ごとにグラデーションになっています。

葉が散って黄色の絨毯になるのは来週?再来週?くらいでしょうか。

 

見事

水道橋のUTSUWA GALLERY「千鳥」さんに

宮崎で作陶されている増渕篤宥さんの作品展を見に行きました。

DM掲載の、透かし彫りのポプリポットは

本当に本当にすばらしいものでした。

二重構造になっており、蓋を開けるとポプリを入れる小さなボウル状の

スペースがあって、それを支える柱となっているパーツには

フクロウが彫り込まれています。

土が乾きすぎないように、柔らかすぎないように、様子を見ながら

彫り込んでゆき、ギリギリのバランスを保っているとのこと。

集中できる夜の時間帯に制作していらっしゃるそうですが、

うーーーん、とてつもなく繊細な作業ですよね。

以前はもう少し小さめの香炉を作られていましたが

どんどんバージョンアップしてすごいです。

「手が覚えるようにたくさん作らないと・・・」とおっしゃっていて

大事なことを教えて頂いた思いです。

そして、うちにもいくつかのかわいい器がやってきました。

写真は、浅めの鉢2つ。

どの作品も釉薬の色もとても素敵なのでいつも迷ってしまいますが、

鬱金のようなしっとりした黄色味がかったものと

増渕さんの定番のこげ茶の地にアイボリーのステッチ柄のものにしました。

サイズも形もとても使いやすいです。

夕方の

外苑のいちょう並木は入り口の方から、絵画館の方に向かって

なだらかに傾斜しており、且つ、いちょうも奥の方が低くなるように

植樹されているため、遠近法でより美しく見えるように設計されている、

ということがよくわかるなぁと思いながら、秩父宮ラグビー場の席から

いちょうのあたまの方を眺めていました。

ね。左の方が徐々に低くなっています。

信濃町まで歩く途中、国立競技場が解体され、富士山が見えるという

スポットを通りました。

「ダイヤモンド富士」が見られるという、あれです。

奥に見えるのが富士山。写真に撮ったら見えない位ちっちゃい!ですが、

実際にはもっともっと大きく見えます。

遮るものがなく夕日の中に美しく見えたビル群は、お、マンハッタンですか、

といった感じです。

いいものをいろいろ見ました。