京都の夜は

   

真っ暗な、真っ黒な闇があちこちにあります。

ひょっと小路をのぞくと、明るい飲食店のすぐ脇なのに

漆黒の空間があってちょっと怖くなります。

高い位置にネオンなどがないから、灯りの届かないところは

本当に真っ暗になるのでしょう。

電灯のない山の中や海の近くにいるのともまた違った

独特な闇を感じます。

歴史の重さが京のまち全体に、ずどーんと広がっている感じです。