智頭

姫路に宿をとり、鳥取の智頭町まで遠征したのは

住まいの近くにあった日本酒の名店が4年半ほど前に移転し、

前回の訪問から3年前ほど経ち、そろそろ行かねば・・ということで。

姫路から特急で1時間ほどかかります。

静かな山の中の宿場町の面影を残す、細い街道沿いにお店はあります。

おとうちゃんとおかあちゃんと呼ばせてもらっている

店主と奥さんに久しぶりにお会いしました。

以前、家から道路を挟んですぐ、信号を渡れば2分のところに

お店があった頃は本当にしょっちゅう通っていたのに・・・。

とても喜んで頂けたようで、おいしいお酒とお料理が次々に出てきて

お腹ぽんっぽこになりました。

こんなお店に出会えるなんて楽しいなぁ。ありがたいことです。

 

姫路旅

姫路に泊まり、鳥取まで足を伸ばす旅に。

着いた時はどしゃ降りでしたが、

ごはんを食べに行く頃には運よく雨も上がりました。

姫路と言えば、姫路おでん、ひねぽん、穴子が名物です。

おでんはどこのお店でもベーシックな具材が主流のようで

あまり攻めたタネはないようでした。澄んだ色のきれいなだし。

これに生姜醤油をかけて頂くのが「姫路」おでん。

ちょっと辛くなるので、そのままでもおいしい気もしましたが、

そうすると普通のおでんっぽいので控えめにかけて・・・。

大根、玉子、練り物どれも味しみしみであたたまりました。

ひねぽんとは、たまごをうまなくなった鶏を炙って

ポン酢をかけたもの。

下に敷いてある玉ねぎがみずみずしくて甘みがあって

とてもおいしいのです。淡路の玉ねぎかしら。

こちらは炭焼あなご やま義さんのあなごめし。

人気店なので並びます。

香ばしく甘辛いあなごとビールがうまし!

添えられているわさびもツーンとおいしく、最後は

お吸い物をかけてお茶漬け風にして食べきります。

姫路の駅からお城まではまっっすぐです。

ホームからも見えます。

散歩がてら夜の姫路城へ向かい、

山のにおいと雨のにおいと焚き火のようなにおいと

きれいな空気が混ざったものをちょっとマスクをずらして

クンクン嗅ぎながら、すてきな地方都市らしい気配に

包まれました。

遅い時間まで外側の門が開いていて、お城の下の芝生の

広場まで入れます。

動物園が隣接しているので、鳥だか動物の鳴き声が

暗闇から聞こえてきて楽しくなります。

ウォーキングの人やジョギングの人もちらほらといて

地元の人にも観光の人にもちょうど良い「世界文化遺産」

のお城って他にはないのでは、という感想を持ちました。