更紗

Bunakamuraで開催されている「西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展」に

行ってきました。

西洋更紗とは、ドイツ出身のプリント技師クリストフ・オーベルカンプが

ヴェルサイユ近郊の村ジュイ・アン・ジョサスの工場で

生み出した更紗 = ジュイの布、のことです。

 

東インド会社によってもたらされたインド更紗がルーツですが、

マリーアントワネットの時代、それまで絹やウールに親しんできた

ヨーロッパの人々にとって「エキゾチックな花や動物で彩られた

実用的な洗える布!」は一大ブームとなり、ドレスや室内装飾として

取り入れらたのです。

最近洋服を買いに行くと、「おうちで洗えるんですよ〜」と言われたり

「手洗いOK」のタグをよく見かけるようになりましたが、

なんとなく、ドライクリーニングより手洗いの方がキレイになってうれし〜

と思うのと同じような感覚?でしょうか。

 

インド更紗も、フランスの西洋更紗も

とても洗練されたデザインで、様々な色が、例えばグリーンやボルドーも

少しグレーに寄っているのが美しく、印象的でした。

 

 

ミュージアムショップで販売しているポストカードより・・・